文章力。
作文、レポート、ブログ、Twitterなど、様々な場面で必要とされるスキル。文章力。
せっかくブログを始めてもこの文章力がなければ人を惹きつけることなんか出来ない。
そもそも読んでもらえない可能性だってある。
ならば己の文章力を鍛えようじゃないか。
文章力を上げるためにはまず何をすべきか。
自分で考えたところでまともな答えが出るとは思えなかったので、さっそく
『文章力 アップ』
『文章力 コツ』
『文章力を鍛える方法』
『三上悠亜 動画』
等のワードで検索してみた。
他人の知恵は利用するためにあるのだ。
ネット万歳。Google万歳である。
分かりやすくまとめると、、、
・とりあえず書く
・たくさん文章を読む
・上手い人の文章を真似てみる
・何度も書き直す
の4つ。
ようは、インプットとアウトプットの量を増やし、出来た文章をさらに読みやすくするために試行錯誤を繰り返せ。ということが言いたいらしい。
なるほどね。これを参考に質の高い文章を目指して頑張りたいと思います。
ところで最近「インプット」と「アウトプット」という言葉を、中途半端に意識が高い大学生実業家的な人達がこぞって使っているけど、
あれは単に言いたいだけなんだろうなと冷めた目をしながらツイッターを眺めている。
A「もっとインプットしなきゃダメだよ!」
B「インプットだけしててもアウトプットをしないと意味がないよねー」
C「大事なのは単純に情報を得るだけではなく、それを自分なりに吟味し考えアウトプットすることだと思うな」
D「肛門ってもともと排泄物をアウトプットするだけのものと考えられていたけど、実はインプットも可能なんだぜ?」
各々のインプットとアウトプットがある。
スマホとネットの普及により誰でも簡単に情報が得られる社会になったいま、情報の正確性を自分で見極める能力が必要不可欠だ。
情報に惑わされない。情報弱者からの脱却。
今後の課題にしていきたい。
あと文章力も。
美容室。
2カ月に1回のペースで美容室に行く。
前髪が目にかかって鬱陶しくなってきたら散髪をしているのだけれど、その長さになるのがだいたい切ってから2ヶ月後。 最近はこのペースで安定している。
美容室と言っても、スーパーにテナントで入っているタイプの美容室だ。
自分みたいな自意識過剰で「オシャレ」というだけでそれを敵対視するようなタイプのヤツは、それ単体で建っている美容室になんか入れる訳がない。
最初はそこに行くことすら緊張していた。
初めてその店に入った日、なるべくすぐにカットしてもらえるように、店が空いている時間を目掛けて飛び込んだ。
つもりだったが、1時間も待たされた。
予約をしていなかったから。
今はどこも予約社会である。
いきなりの先制パンチを食らってしまったが、平静を装うために本棚に並べられているスラムダンクを手に取る。
全く慣れない空間だが、知ってる漫画を読んでいるという安心感で少し身が軽くなった。
何十回も読んだ湘北vs山王の試合展開に相変わらずハラハラしていると、途中でスタッフの人に名前を呼ばれ、鏡台の前に誘導された。
その人は30代半ばくらいの女の人で、過剰に話しかけてくることはせず、かといって特別愛想が悪いわけでもなく、抜群の距離感を保ってくれた。
この人がとてつもなく優秀だった。
まずこちらを見るや否や、雰囲気から何かを察知したのか、さっきまで読んでいたスラムダンクの次の巻とその次の巻をわざわざ持ってきてくれた。
無言で。
なんてカッコいいんだ。
そのおかげでカット中、必要最低限の会話以外をスラムダンクを読むことで潰すことが可能になり、会話が嫌いな自分にとってそれはものすごく助かった。
すごいのはそれだけではなく、「どのような髪型にしますか?」というお決まりの質問に苦戦していると、 「前髪の長さと横の長さをだいたい教えてくれますか?」と聞いてきたので、「前髪は目にかからないけど、短すぎない程度で、横は耳半分くらいでお願いします。」という、これでいいのかどうなのかよく分からない発注をすると、その僅かな情報だけで、自分が思い描いていた理想の髪型どおりにしてくれたのだ。
感動した。
「なんだこの人は…!」
「もう毎回この人でいいじゃん…!」
それからは、生意気にもその人を担当者として指名し、予約をするのが当たり前になった。
が、終わりは突然やってきた。
いつものように髪が伸びたので、店に電話をしたある日のこと、
「あ、すいません。カットの予約したいんですけど○○さん空いてます?」
「あぁ…○○なら先月いっぱいで辞めましたけど」
「え…?」
辞めました!?!?!?
!??!?!?!?!?!
辞めた!!!!?!?!?
休みじゃなくて辞めたんですか!?!?!?
辞めていた。
突然辞めやがったのだ。
あんなに完璧だったのに。
惜しい人を失った。
つか辞めてんじゃねーよ
という思いを胸に抱えつつも、髪は切りたいので仕方なく予約なしで美容室へ。
すると、今度は黒いハットを被り、オシャレに髭を生やした男のスタッフが新しく自分の担当になった。
いかにも苦手なタイプだった。
第一声
「よろしくお願いしますぅ〜!お兄さん今日はお休みなんですかぁ!?」
無理だった。
自ずと心の中でそっと呟いた。
「チェンジで」。