何者。

自分は、かつて深夜ラジオにメールを送ることを趣味とし、そのメールがパーソナリティーに読まれることによって自己肯定感を得ていた普通の暗い学生だった。

 

もう少し砕いて説明すると、深夜にやっているお笑い芸人のラジオにネタを送る、いわば"ハガキ職人"というものをやっていた。

 

採用数は多い年で年間280通。約。

 

約。

 

この数字を多いと見るか少ないと見るかはあなた次第だが、自分ではこの「280」という数字は、そんなに多いものだとは思っていない。

だって、「1日1通も読まれてねぇじゃん」と思えてしまうから。

 

ハガキ職人って、「職人」って言うくらいなんだから、1日1通ぐらいは読まれて当たり前でしょう?

そういう考えを持つ人がいるのは当然だろう、自分でもそう思う。

だから、名乗らなかった。

そう、自分からは決して「ハガキ職人です」とは名乗らなかった。

 

「俺ハガキ職人でさぁ。あ、そうそうラジオの、深夜のね。まぁオールナイトニッポンとかJUNKに送ってるかなぁ。多分今日も読まれるぜ!」と言っておきながら、その日の夜そいつの名前聴かなかったら、めちゃめちゃ恥ずいじゃない。もう生き恥生産機じゃない。

 

というわけで、職人の肩書きを自ら捨て「投稿リスナー」という比較的安全圏にある架空の肩書きを自らに背負い、メールを送る日々を送っていたわけである。

 

「じゃあお前は一体どんな番組に送ってたんだよオラ」

 

「今から説明するから黙って聞いてろ」

 

「うぃ」

 

先ほども少し書いたが、

オールナイトニッポン。そしてJUNK。

この2つはニッポン放送TBSラジオがそれぞれ25時〜27時にやっている深夜ラジオの枠のことなのだけれど、その中でもよく送っていたのは…

 

水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論

木曜JUNK おぎやはぎのメガネびいき

JUNKサタデー エレ片のコント太郎

オードリーのオールナイトニッポン

それに、JFNで放送している

有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREMER。

 

特に山里亮太の不毛な議論は、自分がネタコーナーで初めて読まれた番組でもあるが故、ものすごく思い入れが深い。

わけでもないけど、確実にラジオにハマるきっかけになった番組である。

 

毎週、面白かったネタを送ったリスナーに抽選で缶バッチを送るというシステムがこの番組にはある。

今まで何個貰ったのかも覚えていない。とにかくたくさんだ。それも全て保管していない。

おそらく実家のどこかの隙間から突然出てくるなんてこともあるだろう。

 

それくらいは読まれていた。

 

自慢をしたいわけじゃないので、この辺はどうでもいいんだけど。とにかく、ざっくりとでも、自分が「何者か」が分かって頂けたらそれでいい。

 

最初はとりあえずこんな感じ。